東京ソリッドモデルクラブ60周年作品展

平成25年10月13日と14日に東京都文京区シビックセンターでTSMCの作品展が開催されました。13日は開場が午後12時からでしたが400人以上の来場者がありました。翌日は台風の影響で午前中は来場者がまばらでしたが、午後からはまた多くの来場者でにぎわいました。地方の展示会しか知らない私は来場者が桁違いに多いのにただただ驚くばかりでした。

会場は文京シビックセンター。文京区の区役所と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
会場の入り口をはいると1/72のジェット試作機のオンパレードです。すべて一人の会員が作ったものです。作風をすべて統一してあるので、プラモメーカーが生産したキットの完成品のように見えます。完成度が高い作品群です。
奥は1/24スケール機の展示です。手前のテーブルは1/48のスケール機です。
手前のジェット戦闘機はすべてなんとペーパーモデルをパソコンで自作したものを組み立てたものです。十分商業ベースでも販売できるレベルです。国内では需要は少ないけれど、海外から引き合いがあるそうです。製作者から伺いました。
テーブル中央のBf109とサンダーボルドはスチレンペーパーで作ってあり、ゴム動力で飛ばす事ができるとのことです。
1/48のモデル群です。
1/48の四発機はアルミ板で表面を処理しています。B-29は缶ビールの空き缶を使ったそうです。どうしたらアルミ板を3次曲面に加工できるか?根気がないとダメだそうです。
製作途中のモックアップの展示です。ソリッドモデルを作る人にとっては、よだれがでるほどおいしい教材です。先輩たちの工夫の様子を学ぶことができます。
その隣は1/144の作品群です。木材のような材質が均一でないものを使って、小さな部品を作るのはとても大変だと思います。しかし作品は市販のプラモデルなどより精密度が数段高くなっています。
アルミ板を張って機体の表面を処理したモデル群です。完成度が非常に高く、私などには作り方がまったくわかりません。
わたくしの大好きな古典機をテーマとして1/48で製作されている方の作品群です。何回見てもあきません。翼はアクリル板、支柱は真鍮棒を半田づけするそうです。
一番奥に展示されている管理人の1/24朝日新聞社訪欧機「神風号」が見えるでしょうか?